(28)第27の出動:ああ、夏休み!



































1996年8月3日(晴)〜11日(晴)

   ビデオカメラとテントを新調してこの旅行は気合い十分。 狙いは北陸〜山陰方面の西日本の日本海側、いつものように車でGO! 今回も日記一部修正版で。

   出発は4時20分。 早朝ながら普段より交通量の多い首都高速を抜け中央道を塩尻に向かう。 途中眠気をがまんできなくなり釈迦堂PAでしばらく居眠り、塩尻北から158号を岐阜方面に登る。 乗鞍スカイラインを走ろうと畳平を目指したが畳平駐車場渋滞で駐車場手前3キロ位からピタッと止まる。 買ったカメラがテレビ付きで救われたが、この渋滞を抜けるのに1時間所要。 スカイラインは全然混んでいなかった。
   道すがら目ぼしい標識をいただき、神岡村(巣山林道近く)で遅めの昼食を食べる。 白河郷方面を目指して走るが日も暮れてきて、道を間違えたのを機に、 飛騨古川桃源郷温泉、ぬく森の湯「すぱーふる」に停留。 女風呂を堂々と覗く変なおっさんに出会う。 晩飯までそこで過ごして、来る時に見かけた流葉キャンプ場でテントを張る。 使用料を若干取られた。 最初にテントを張った位置は地面が斜めで寝辛かったので暗闇の中平らな位置へ移動。 車を動かす時になんか切株に乗り上げたみたい。

   翌朝、車を動かした途端に車体の下の方からギャギャギャギャギャという異音が響いてくる。 どうやら昨夜、テント張り替え時に車を動かした際切株に乗り上げたのが致命傷になった模様。 なんか部品がぐにゃっと曲がっていた。 まあ走りに大きな支障はない(?)のでうるさいまま白川郷を目指す。 とはいえ気軽な気持ちで走り出したものの360号天生峠への上り下りが非常に不安だった。 それでもなんとか白川郷へ無事到着、観光に精を出す。今日もまた暑い。 富山に突入し上平、平村の合掌作りの集落ゾーンを金沢方面へ走る。 国道156号は富山岐阜県境を短距離で7、8回またぐ。面白い。
   合掌村巡りも飽きてきたので金沢に出て石川トヨタに電話する。 日曜日だというのに診てくれるというので昼飯を買って工場に向かう。 予想通りの故障でハンマーでブッ叩いて曲がりを直し修理完了。なんと修理費タダ。らっきー。 道を間違え北陸自動車道にのってしまい仕方なく徳光SAで食事。 なんといつのまにか下りパーキングもハイウエイオアシスに直結しており海に出れたので、 子供と二人日本海で泳ぐ。M子は見学。フランス人ギャルの乳見る。
   隣接の松任市民温泉350円で入浴、疲れを癒す。かなり混雑。 2時間ほどくつろぎ寝床を求めて北陸道を敦賀方面に向かう。 しばらく走った所で温泉に水着を忘れた事に気が付く。 高速代をフイにしても水着の方が高いので片山津で引き返す。 水着は更衣室のロッカーの上に置き放しだった。
   加賀の8号沿いの弁当屋で弁当を買い (M子は出張でそこの向かいのホテルに泊まったことがあるらしい)、 地図で見つけた上志比村の村営キャンプ場を目指した。 暗くなる頃に上志比村には迷わず到着したものの目的のキャンプ場がなかなか見つからない。 細くて暗い道をいろいろ走ってやっとそれらしい所を見つけてテントを張る準備を始めたがなんかどうも変だ。 しばらくして何が変なのかわかった。そこは霊園分譲地だった。うへえ〜。 本当の村営キャンプ場は別の所にあったが入れなかった。 途方に暮れて別の候補を探し隣の永平寺町の青少年旅行村という所を目指すことにした。 しかし時間は既に午後11時。しかもそのキャンプ場はこれまた非常に心細げな山奥で、 山道を随分走ってやっと到着、管理人どころか宿泊者さえ一人もなく、 無断で泊まるのも悪いので道路にテントを組んでそこで泊まる。

   明るくなってから見渡すと、かなり山を登ったらしく眺めの良い所であった。 今日は兵庫か鳥取まで進む予定。身支度を整えて出発。 実の所たいした寄り道をなんもせず京都を抜けて兵庫県まで行ってしまった。 というのもなんだか子供が具合が悪いのかなんかぐったりしていて元気がなく、 海水浴とかできそうもないので様子を見てずんずん進んでいったというわけだ。 まあそれも取り越し苦労だったようで、昼過ぎには元気を取り戻し、 ワイパー遊びをラーニングした。困ったいたずら坊主だ。
   そうこうしているうちに夕方になり、今日は昨日の教訓を生かし、 少し早めにキャンプ場入りしようと、 地図で探し出した村岡町ハチ北スキー場のグリーンビレッジというところに向かった。 なかなかよい所。星がすごく奇麗に見え撮影を試みたが、たぶん失敗だろう。 夜中に外のテーブルでパコスコとキーボードを叩いて今日の撮影記録を入力、 プラムを全部食べてから寝る。

   今日も良い天気、すこし風が強い。日本海に出て、R178を海沿いに西へ向かう。 この道は好きな道路の一つだ。 泳げる場所を探して走っていたが結局鳥取砂丘まで行ってしまい、砂丘第2海水浴場でみんなで泳ぐ。 その後鳥取市内のサンデーサンで昼飯。胸に斐川東と文字を入れた中学生集団にでくわす。 たぶん今から向かう斐川にある中学だろう。
   午後は大山と海をを眺めながら9号をどんどん西へ走り、米子を過ぎていよいよ松江着。

   とりあえず灯台巡りの一環、出雲日御碕を訪ね、今回は上まで登る。 さすがに高さ日本一を唱っているだけあって高い。 入場受付ではおばさんとすこし諍いがあった。 まあばかなオバハンということで片付けておこう。 松江から美保関を通って隠岐に渡り島を貫く国道438号を入手するため宍道湖北岸を松江に向かう。 写真の方は簡単に済ませてぞのまま半島を美保関灯台まで進む。 左側には境港の町が良く見える。ほんの幅2,30mの水路の向こうは鳥取県だ。面白い。
   美保関灯台道路をつきあたりまで走って今日二つめの灯台見学。 こっちは中には入れないのでぐるっと回りをひと回りしただけ。 せっかく美保関まで行っても五本松とかの見物はせずさっさと引き返す。 帰りは境水道大橋を渡って境港へ行き、中海に浮かぶ大根島(八束町)を経由して平田に向かう。 大根島面白い。
   出雲空港のISDN電話で「まだしばらく会社休む」と上司に電子メイルを送る。(笑)

   2日後、斐川を後にし坂出に向かう。 道すがらいつものように目ぼしい道路をばかすか撮って高梁から岡山に抜ける。 晴れたり土砂降りだったり変な天気だった。

   3日後、ただひたすら帰る。 とろとろ9時半に坂出を発ち、2時間進んで1時間休みのペースで進む。 休憩の度にワイパー遊びをする小悪魔により、ついにウォッシャー液が底をつく。 名神でタイヤに釘がささりパンク。今回は車のトラブル多し。 877キロを走り切り家についたのは午前0時半。所要15時間(休憩6時間)。

走行距離:2881km

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