(34)第33の出動:帰省便乗、中国・九州残板狩り






















1996年12月26日(晴)〜6日(晴)

1996/12/26(Thu) 晴@八千代→岡山→東広島
やっぱりなんとなくお腹の調子が思わしくないものの、計画通りに早朝4時に家を出る。 目指すはJR岡山駅。岡山駅で妻子を捨てて一人でそのまま広島へ行くという計画だった。 武石ICから先ずっと高速道路。 いつものように天王山トンネルは流れが悪かったがそれなりに順調に進み山陽道に乗り換えて午後3時、 JR岡山駅西口(さびれた方)に到着。岡山―坂出は快速マリンライナーでちょうど1時間。 3時30分発で妻子は四国へ渡っていった。自分は町で遊んで、5時過ぎに岡山を後にする。
あたりめを噛みながら国道2号を西へ走る。目的地は広島なのだが更に200キロほどあるらしい。 帰宅渋滞が始まりさすがの2号も滞り気味。 福山まで頑張ったがいい加減疲れ、山陽道で東広島まで行ってしまう。 まだ8時だったが眠くなったのでもうそこの小谷PAでおねむ。八千代から 917km走った模様。

1996/12/27(Fri) 晴@東広島→呉→広島→岩国→福岡→東脊振
今回の写真のターゲットは十数箇所。2日もあれば余裕でまわれるはずだった。 朝6時に起きると身支度を整えて出発。IC出口ではまたしてもビービー鳴る。 距離に見合わない時間を高速道路で過ごすと警告音が鳴る仕組みなのだ。
西条ICから呉を経由して広島市内へ。 そのまま鳥取方面へ北上し山間僻地をうねうねと抜け廿日市で再び瀬戸内海にまみえる。 海沿いに走り山口県へ進入し岩国へ到着。米軍居住地まで入り込んでしまい叱られる。 偶然見つけた雙津峡温泉郷の「憩いの家」で入浴、料金 300円也。 夕方4時には島根県の六日市町という所にいた。そんなこんなで目標の九割は撮影が完了してしまった。 そうなってしまうと欲が湧くもので次なるは九州の撮り残しに目をつけた。 そう、中国道にのると佐賀を目指して西へつき進んだのだった。
午後7時過ぎ、なぜか佐賀ではなく博多のお食事処「朝日屋」の前にいた。 そこは会社の◯子△実君の実家だ。 昔かいてもらった彼直筆のわかりにくい地図だけをたよりにそこまで辿り着いたのだ。 しかし、無情にも店は閉まっていた。明日の予定もあるし、 それ以上の努力はやめて佐賀に向かうことにした。 薄暗くもの寂しい峠の細い道(東脊振村)を一人寂しく走り、佐賀に着いたのは午後10時。 長崎自動車道の金立SAを今宵の宿と決めたのだった。

1996/12/28(Sat) 晴@佐賀→熊本→朝倉→小倉→下関→徳山→福山
前の晩と違って九州での一夜はとても暖かかった。 広島では霜で車が真っ白くなっていたがここではそんなこともない。 今日一日で熊本周辺の撮り残しを全ていただく腹だ。 最後は中津に寄ってバーバーたけのぶで散髪しよう。 こうして九州での行動を開始した。
しかし日没を向かえたのははるか山口の小郡だった。 バーバーは今回はあきらめた、また次のチャンスにしよう。 小郡にて今回の旅の目標はすべて達成。それをもって写真集完成まで残り70枚。 達成感に酔いながら国道2号を広島方面へずんずん進んでいった。
全国駅前銭湯情報を頼りに徳山の「月見湯」に辿り着く。 「月見湯」は賑わう徳山の中にあってすすけた裏通りの外れにひっそりと居を構えていた。 今にも崩れそうな感じの建物だ。番台はよぼよぼのお婆さん、男湯に客は2人。 320円でとほほ感を満喫した。
徳山を7時に発つと再び2号を東に進む。 岩国を越え広島を越え三原を越え尾道に辿り着き2号バイパスの今津PAで宿泊。午後11時。 明日は四国上陸の予定。この3日間口にしたのはパン5つとあたりめとルイボス茶のみ。

1996/12/29(Sun) 晴@福山→児島→坂出→池田→高知→坂出
日の出とともに行動を開始、児島を目指す。 別に早起きを心がけているというわけではないのだが日が出ると車の中は暑くなって眠れないのだ。 通行料がべらぼうに高額な瀬戸大橋はいつも最短距離しか利用しない。 しかも往復割り引きを活用して、児島―坂出間、通常5650円のところを4500円で渡る。 それでも高い。与島の公衆電話の電話帳で妻実家の電話番号を調べ電話する。 午前9時、妻子はまだ寝ていた。
<<< 石井家に到着したものの1時間後には高知に向けて走り出していた。 徳島に入り大歩危・小歩危でびびったりしながら昼過ぎに高知の桂浜に到着。 学生の頃来た時と随分様変わりしていた。その帰り道、偶然燃えている家を発見、 もくもくと黒煙が上がっている。まだ消防車も来ていない。 野次馬が大勢駆けていく。そんな野次馬の一人になる。 火事をあんな目の前で見たのは初めてだった。 家一軒がすっかり全焼で跡かたもなく崩れ落ちるまでの一部始終を見てしまった。 燃えた家の人には悪いが興奮した。
行きつけの円行寺温泉で温まり坂出に帰る。

1996/12/30(Mon) 晴@坂出・丸亀

1996/12/31(Tue) 晴@坂出→川之江→松山→善通寺→坂出
せっかくだから子供に愛媛県初体験をさせてあげようと思い松山までちょろっと出かける。 国道11号を西に向かい3時間ほどで松山到着。 何度も来てるが始めて松山城に登ってみた。なかなかいい感じ。

1997/1/1(Wed) 晴@坂出→佐久
親戚回りをして新年の挨拶とお年玉交換をした後、早々に香川を後にする。 次は長野に向かう。坂出11時半発、国道で津山まで出て高速で岡谷まで。 渋滞はなく岡谷着午後7時。今シーズンは長野といえども雪がない。 楽勝で峠を越えて佐久到着。それでも寒さは相当。

1997/1/2(Thu) 晴@佐久

1997/1/3(Fri) 晴@佐久

1997/1/4(Sat) 晴@佐久→池田→佐久

1997/1/5(Sun) 晴/曇/雪@佐久
体がなまってきたのでちょっと群馬県まで一走り行ってくる。 家からほんの20分ほど走ると群馬県。 高校生の頃は山道を必死の思いで自転車をこいで群馬まで行ったものだが車だとらくちんなもんだ。 そして何をするでもなく帰ってきた。この時点(午後6時)ではまだ雪降っておらず。 昨日、今日あたりは帰省者のUターンラッシュで激しいらしい。 これを外してしてやったりと思っているうちにちらほらと雪が降り始めどんどん積もっていく。 せっかくスタッドレスでありながら雪と無縁の所ばっかり走ってきたからまあいいかと思いつつも全然やみそうになくてちょっと不安。窓から外を眺めたら辺り一面銀世界と化していた。とほほ。

1997/1/6(Mon) 晴@佐久→八千代
両親とも出勤して誰もいなくなったため、早々に引きあげる。 積雪は10センチ弱、しかし相当いい天気。 チェーン規制のためインター毎にタイヤ検問、めんどいが、渋滞何もなく、1時帰宅。 車、激烈に汚れる。触るのも嫌な程。

走行距離:4069km

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